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【言葉の魂】デカルト

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我思う、ゆえに我あり

 

皆さんもご存知の有名な言葉。これはルネ・デカルトの言葉です。

フランス生まれの哲学者、数学者。合理主義哲学の祖であり、近世哲学の祖として知られています。

 

この有名な「我思う、ゆえに我あり」という言葉は、

「自分が思っている、考えているから、自分が存在している」

そう解釈されがちですが、この意味は、意外と深い。

今いるこの世界は現実なのだろうか?

この手がつかんだスプーン、今朝食べたパン、昨日読んだ小説、一昨日飲み明かした友人、それは本物・現実なのだろうか?

 

論理や数学や科学は?真実なのだろうか?正しいと言えるのだろうか?

それを証明する術はない。

絶対的に正しいと言えるものなど、この世には存在しないのかもしれない。

 

デカルトは疑いに、疑い、正しいと言えるものを考え続けて、ある種の答えを導いた。

 

私はすべての存在を疑って退けたが、そのように疑っている「私自身」が存在することは、疑い得ず、それは確実に存在する。

 

と結論付けたのだ。

つまりは、「思っている我が存在することだけは、真実である」ということだ。

 

本日は、その

我思う、ゆえに我あり

という言葉を説いたフランスの哲学者、ルネ・デカルトの至極の名言をご紹介します。

 

世界ではなく、自分自身を征服せよ

 

この世界を征服する事よりも、自分自身を征服する事の方がよっぽど難しい。

そんな事を考える前に、自分の弱さに打ち勝ちなさい。

そう諭されている気になります。

 

今から14年ほど前の、2001年に「サトラレ」という映画が公開されました。

サトラレ」とは、あらゆる思考が思念波となって周囲に伝播してしまう症状を示す架空の病名またはその患者をさす。正式名称は「先天性R型脳梁変成症」。サトラレは、例外なく国益に関わるほどの天才であるが、本人に告知すれば全ての思考を周囲に知られる苦痛から精神崩壊を招いてしまうため、日本ではサトラレ対策委員会なる組織が保護している、というのが物語の基本構造となっている。

その「サトラレ」という物語の中で、寺尾聰演じる医師の東隆之が言う言葉があります。

 

嘘の中でもっとも厄介なのは、他人につく嘘よりも自分につく嘘だと私は思ってます

 

当時、私は衝撃を受けました。

自分につく嘘は、時に自分を救ってくれるかもしれません。

しかし結局は自分を苦しめ、嘘をつきながら生きている自分に嫌気がさし、生きる気力すら奪ってしまいかねない、諸刃の剣となりえます。

 

劇中、東隆之(寺尾聡)が主人公、安藤政信演じる里見健一に正直に打ち明けるシーンがあります。

 

君の技術は私をとっくに超えていた、それに嫉妬していたんだ。

ひとりの医師として、君に嫉妬していたんだ。

 

と。

東隆之(寺尾聡)はこのシーンで、自分を征服する事が出来たのではないでしょうか?

寺尾聡はとても晴々しく、清々しい表情を演じていました。

 

自分を征服できた時、人はもう一回り大きくなれるのかもしれませんね。

 

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